デスクワークの人は「座面の高さ」を少し変えるだけで腰が楽になる理由

長時間のデスクワークで
- 腰が重だるい
- 座っていると痛くなる
- 立ち上がる瞬間に腰がつらい
こうした悩みを抱えている方は非常に多いです。
実はその原因、**姿勢や筋力以前に「椅子の座面の高さ」**にあるケースが少なくありません。
この記事では、
**「座面の高さを少し変えるだけで腰が楽になる理由」**と
正しい調整方法を、身体の仕組みから分かりやすく解説します。
Contents
なぜデスクワークは腰がつらくなるのか?
デスクワークでは1日の大半を「座位」で過ごします。
この座っている姿勢が、腰にとっては想像以上に負担になります。

腰に負担がかかる主な理由
- 骨盤が後ろに倒れやすい
- 腰椎(腰のカーブ)が崩れる
- 太もも・股関節が固まりやすい
- 体幹の筋肉が働きにくい
そして、これらを引き起こす**最も見落とされやすい要因が「座面の高さ」**です。
座面が低すぎると腰はどうなる?
椅子の座面が低いと、次のような姿勢になりがちです。
- 股関節が深く曲がる
- 骨盤が後傾する
- 背中が丸まりやすい
この状態では、腰椎の自然なカーブ(前弯)が失われ、
腰の筋肉や靭帯に常に引っ張りストレスがかかります。
結果として
- 慢性的な腰痛
- 夕方にかけてのだるさ
- 座り続けられない不快感
が起こりやすくなります。
座面が高すぎる場合も腰痛の原因になる
逆に座面が高すぎる場合も注意が必要です。
- 足が床につかない
- 太もも裏が圧迫される
- 骨盤が前に滑りやすい
この状態では、
腰を反らせてバランスを取ろうとするクセが出やすくなり、
腰の筋肉が常に緊張します。
「反り腰タイプの腰痛」の方に非常に多いパターンです。
腰が楽になる「正しい座面の高さ」の目安
基本の目安
- 足裏が床にしっかりつく
- 股関節と膝の高さがほぼ同じ、または股関節がやや高い
- 太ももが座面に軽く乗る程度
ポイントは
👉 **「膝よりお尻が少し高い」**です。
たったこれだけで、骨盤が立ちやすくなり、
腰椎の自然なカーブが保たれます。
座面の高さを少し変えるだけで腰が楽になる理由
① 骨盤が自然に立つ
座面が適切な高さになると、
骨盤が前後に倒れにくくなります。
→ 腰の筋肉が無理に支えなくて済む
② 体幹の筋肉が働きやすくなる
良い高さは「楽に座れる」のではなく
「必要な筋肉が自然に使われる」状態を作ります。
→ 腰だけに負担が集中しない
③ 長時間座っても姿勢が崩れにくい
座面が合っていないと、
30分〜1時間で必ず姿勢が崩れます。
高さを調整するだけで
無意識の姿勢崩れが激減します。
今すぐできる簡単チェック方法
- 椅子に深く腰掛ける
- 足裏が床に自然につくか確認
- 膝が股関節より高くなっていないかを見る
- 腰を反らさなくても背筋が伸びるか確認
✔ 腰を「頑張って」伸ばしているなら高さが合っていません。
クッションや足台でも調整できる
椅子の高さが変えられない場合でも大丈夫です。
- 座面が低い → クッションを敷く
- 座面が高い → 足台・足置きを使う
数センチの調整で腰の負担は大きく変わります。
それでも腰がつらい場合は?
座面の高さを整えても腰が楽にならない場合は、
- 骨盤の動きのクセ
- 呼吸の浅さ
- 股関節・背骨の硬さ
など、身体側の問題が関係していることが多いです。
デスクワーク腰痛は
「姿勢」よりも「環境 × 身体の使い方」の問題であるケースがほとんどです。
まとめ|腰痛対策はまず座面の高さから
- デスクワーク腰痛は「座面の高さ」で大きく変わる
- 膝よりお尻が少し高いのが基本
- 数センチの調整で腰の負担は激減する
- クッションや足台でも十分対応可能
「ストレッチを頑張る前に、椅子を見直す」
これが、腰を楽にする最短ルートです。
アクセス・お問い合わせ
シトラス ほぐし家 整体院/関節痛・肩こり・腰痛・膝の痛み改善サポート
住所:東京都羽村市小作台3-13-7
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アクセス:JR青梅線小作駅から徒歩5分/無料駐車場あり
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