大腿骨頸部骨折して手術したあと、ちゃんと歩けるようになる?|自宅でできることまとめ

「転んで足の付け根を骨折して、手術は無事終わった。でも退院してから、なんだか前みたいに歩けない」
「杖をついても足がすくむし、階段が怖くて上れない」そんなふうに感じていませんか。手術は成功したはずなのに、思うように体が動かない。それは決してあなただけではありません。大腿骨頸部骨折の術後は、骨がくっついたあとも筋力やバランス感覚がすぐには戻らず、歩き方に不安が残る方がとても多いのです。

原因の解説

大腿骨頸部骨折は、太ももの骨(大腿骨)の付け根、股関節に近い部分が折れるケガです。多くは手術で金属のプレートやボルトを入れたり、人工骨頭に置き換えたりして骨を安定させます。手術自体がうまくいっても、骨折前と同じように歩けるとは限りません。理由はいくつかあります。

まず、入院やベッド上での安静期間中に、股関節まわりの筋肉、特にお尻の横にある中殿筋という筋肉が急激に衰えます。この筋肉は歩くときに骨盤を水平に保つ役割を持っており、弱ると歩くたびに体が左右に揺れる「トレンデレンブルグ歩行」と呼ばれる歩き方になりやすくなります。また、股関節の動く範囲(可動域)も手術やその後の安静で狭くなりがちです。関節の動きについては、当院の関節可動域トレーニング(ROMトレーニング)とは?理学療法士が解説する基礎知識・種類・自宅でできる安全な進め方【青梅・羽村市】でも詳しく解説しています。

さらに見逃せないのが「転ぶことへの恐怖心」です。一度骨折を経験すると、脳が無意識に「また転んだら」と体をこわばらせてしまい、歩幅が小さくすり足のような歩き方になることがあります。これは筋力の問題だけでなく、心理的な要因も大きく関わっています。

セルフチェック方法

5回立ち座りテスト

股関節まわりの筋力と、日常生活での動作のしやすさを大まかに確認できるテストです。椅子を使うだけなので、転倒の心配が少なく自宅で安全に試せます。

  1. ひじ掛けのない安定した椅子を用意し、腕を組んで浅く腰かけます
  2. 「よーい、スタート」の合図で、腕を使わずに立ち上がって、また座る動作をできるだけ速く5回繰り返します
  3. スタートからお尻が5回目に椅子につくまでの時間をストップウォックなどで計ります

目安として、12秒以上かかる場合は、股関節や太ももまわりの筋力低下のサインとされています。また途中でふらついたり、手をつかないと立ち上がれない場合も、無理をせず専門家に相談することをおすすめします。

対処法・改善の考え方

術後の回復は、痛みが引いたからといって一気に元通りになるものではなく、段階を踏んで少しずつ体を慣らしていくことが大切です。日常生活の中でできることから、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

  • 手術した足に体重をどこまでかけてよいか、必ず主治医の指示を確認してから動作を行う
  • 杖や歩行器を使う場合は、体に合った高さに調整することで負担を大きく減らせます。詳しくは杖の正しい使い方・高さ調整の方法を徹底解説|転倒予防のための歩行ガイド【青梅・羽村】を参考にしてください
  • お尻の横(中殿筋)を意識して、横向きに寝た状態で足をゆっくり持ち上げる運動を1日数回行う
  • 玄関やトイレなど、つまずきやすい段差にはあらかじめ手すりを設置しておく
  • 「怖いから動かない」ではなく「怖いから慎重に動く」という意識で、少しずつ歩く距離を伸ばしていく
ここがポイント!
筋力トレーニングだけでなく、骨盤や股関節が正しく動く「歩き方そのもの」を見直すことが、再発予防と歩行の安定につながります。

整形外科でのリハビリには回数や期間の制限があり、「まだ不安が残るのに終了になってしまった」という声も少なくありません。そうした状況については羽村市/青梅市の整形外科で「リハビリ期限終了です」と言われた方へでも触れています。

よくある質問

Q. 骨がくっついたと言われましたが、まだ足に力が入りにくいのは普通ですか?

A. 骨の癒合(くっつくこと)と、筋力やバランス感覚の回復は別のプロセスです。骨がついた後も、弱った筋肉や動きのクセを整えるための期間が必要になることは珍しくありません。

Q. 杖はいつまで使い続ければいいですか?

A. 明確な期限はなく、歩く速さや安定性、痛みの程度を見ながら少しずつ卒業を検討していくのが一般的です。自己判断で急に外すと転倒のリスクが上がるため、専門家と相談しながら進めることをおすすめします。

Q. 反対側の足も骨折しやすくなると聞きましたが本当ですか?

A. 一度骨折を経験すると、バランス能力の低下や転倒への恐怖心から反対側にも負担がかかりやすくなる傾向があります。左右差のある歩き方が続く場合は、早めのケアが安心につながります。

当院でできること

シトラスほぐし家整体院では、国家資格を持つ理学療法士が、大腿骨頸部骨折術後の歩き方のクセや股関節まわりの筋力低下に対し、お一人おひとりの状態に合わせた運動指導と身体調整を行っています。整形外科でのリハビリが終了した後も、歩行への不安を減らしていくお手伝いが可能です。まずはお気軽にご相談ください。

お悩みの方は、シトラス ほぐし家 整体院までお気軽にご相談ください

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